2013.1.27
第36回NPO法人愛媛県断酒会ワンナイトセミナー に参加しました。
実は、私、今回のワンナイトセミナーに、参加する予定はなかったのです。
仕事が立て込んでくる時期なのが分かっていたので、日程的にちょっと無理かなあ・・・と。
でも、松山断酒新生会のHさんに、このワンナイトに来てほしいと言われ、Hさんに会うためだけに、何とかやりくりをして、行くことにしたのです。
会場に到着すぐに、Hさんにお会いできたので、「今日の私の仕事(ミッション)は終わり。」なんて、冗談ぽく話をしていました。
会が始まり、みなさんの体験談を聞いていました。
断酒をはじめて、数か月の方から、何十年と続けてきている方までの、
たくさんの体験談は、いつも考えさせられることばかりです。
司会の方が、「高知県断酒新生会、家族の方」と言いました。
私しか家族はいないので、私が体験発表をすることになりました。
私は、
☆私と夫が断酒会につながったいきさつ
☆断酒会では、お酒を止めるだけでなく、生き方について学ぶことができること
☆断酒会につながってからの私たち夫婦のこと
について、今の私の気持ちの状態を踏まえながら話をしました。
体験談の中でも話をしましたが、私は、最近、仕事が忙しく、そして、忙しさに比例するように、自分自身に焦点を当てて考えることができなくなっていました。
焦点は全部、他人からの評価。他人からの評価によって、仕事をしていると、成果を上げている時は、やる気満々で、エネルギーもあり調子は絶好調なのですが、成果はいつまでもうなぎ上りとはなりませんので、いつか止まってしまいます。
また、他人もそうそう私を評価し続けることはしません。
出来て当たり前になってくるのですから。そうなると、私のエネルギーはなくなり、不安になってきます。
実は、そんなことを繰り返し私は、生きてきました。
だから、ずっと、「生きづらさ」を抱えていました。なぜ、私は、自分に焦点を当てて考えることができないのか、なぜ、他人の評価にこれほど振り回されるのか、その理由は、断酒会の研修会や、ASK「Be!」の雑誌、そして、水澤先生のセミナー等により、少しずつ見えてきました。
見えてきたけれど、なかなかこの幼少期の親からの呪縛はきついです。
(今、親は大人になった私の気持ちを縛ってはいません。しかし、気がつくと、そして、疲れてくると、幼少期の私≪インナーチャイルド≫が、いつまでも、苦しんでいるのです。)
そんな精神状態で参加したワンナイトセミナー。
体験発表をして、気持ちがすごく楽になりました。
私の心に溜まっていたものを吐き出したからでしょう。やっぱり少しずつ、気持ちを出せる場が必要だと思いました。
体験発表後に、全断連の元事務局のNさんとお話をさせていただきました。
Nさんは、様々な勉強をされて、今フリーで、色々な団体や自治体が主催する研修会の講師をされています。
Nさんは、断酒会で出てくる「第2の否認」「コミュニケーションの大切さ」「自分を好きになること」などなど、たくさんの話をしていただきました。
どの話も全部私につながっていきました。
「なぜ、こんなに生きづらいのか」
「なぜ、他人の焦点を当てて自分に焦点が当たらないのか」
「理由が分かっても、やっぱり元の考えに戻ってしまうのはなぜか」
Nさんが分かりやすく、答えを出してくれました。
そして、
「そんな自分でもいいこと」
「やっぱり自分のために勉強し続けることが大事」
ということを教えてくれました。
今まで学んできたこと、体験発表をしたこと、Nさんと話をしたこと、すべて、私の中で一つに、つながっていきました。
今、少し、自分に焦点を当てて考えることができています。
3月の水澤先生のセミナーもすごく楽しみになってきました。
また、一つ自分の中で気持ちの切り替えができたように思います。
でも、また、元の自分に戻るでしょう。
戻ったら、また気が付けばいい。
気が付くことができるようになったことが、大きな一歩だということを、Nさんに教えていただきました。
最初は、Hさんに会うためだけに参加したつもりでしたが、行ってみると、たくさんの方に声をかけていただきました。ありがとうございました。
一日だけの参加でしたが、愛媛県断酒会の皆様には、大変お世話になりました。
ありがとうございました。