第15回ふくやま一泊研修に参加しました

2010.11.23






          


         

第15回ふくやま一泊研修に、二日目だけ参加しました。
234名の方の参加、体験発表をされた方は、42名とのことでした。
今回の研修にも、考えさせられる出来事がありました。
神戸協同病院の中田陽造先生のお話でした。











断酒会と病院は、密接なつながりを持っています。今の現状では、切り離して考えることはできないと思います。そんな中、断酒会から病院へ、病院から断酒会へと、なかなかいろいろな要望を出しにくいと思います。(お互い率直に語り合って、お互いが高めあっているところもあると思います。)

しかし、今回中田先生は、はっきりとおっしゃいました。「今の断酒会のままでは、衰退してしまう。このままでいいのですか?」
以前断酒会の会員だった方が、一般で参加されていました。(会をやめなければならない事情があったと思います。)そして、泣きながら、「本当にお酒をやめたい。やめたいんだ」と訴えました。
中田先生は、「なぜ、お酒をやめたい。といっている方が、一般で参加なのか?」
強い口調で問いかけました。誰も答えることは出来ません。

断酒会に入っても、なかなかお酒をやめることが出来ない会員に対して、どんな対応をしているのか?会の中に居づらい雰囲気を作っていないか、また、同じ会員同士で批判していないか?
新生会病院の和気先生もおっしゃっていました。今の断酒会は、新しい会員を大切にしているのか?と。
病院の先生から、このような問いかけがあったこと、真摯に受け止め、今の断酒会のあり方を今一度見直していかなければならないのではないのでしょうか。そんなことを強く思った研修でした。

たくさんのアルコール依存症の方が集まっている会です。会に対して、様々な思いを持ってることは事実でしょう。しかし、例会では、言いっぱなし聞きっぱなし、そして、自分の体験談を話す、この原点に今一度戻ることは、不可能なのでしょうか?

断酒会に対して、中田先生や和気先生が心配されているようなことになる前に、私が出来ることは何なのか、考えました。考えても考えても、いい考えは浮かびません。みんなで一緒に考えてください。お願いします。

帰りに、鞆の浦に寄って帰りました。鞆の浦の穏やかな海を見ていて、心が和みました。







福山市断酒会の皆さま本当にお世話になりました。いつか、二日間しっかりと参加して、研修をしたいと思いました。家族会の皆さま、コーヒーをおいしくいただきました。ありがとうございました。

   W・K