セーフモード

2011.4.18
アルコール依存症は病気です。

それは何度も言われたし、自分でもわかっていることですが、やっぱり実感しずらいことです。お酒をやめるだけではなくて、夫に、もっとああして欲しい、もっとこうして欲しいというのがたくさんあります。つい、夫に対して、いっぱいいっぱい要求してしまいます。
でも、それは、無駄なばかりか、かえって事態を悪くしてしまいます。

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うちのPCのOSはいまだに Windows Xp なんですが、ある時、とても調子が悪くなりました。
「セーフモード」でしか起動しなくなりました。

解像度も変だし、フォントも変だし、メニューも不完全。もちろんネットにもつながりません。

セーフモードとは、OSの異常をチェックするため、いつものOSの機能が限定された状態です。セーフモードのまま、なんとかしようとして、画面の解像度をあげようとしたり、消えたメニューを探したり、ネットにつなごうと四苦八苦しても、まったく無駄なことです。
だって、セーフモードなんですから。
いろいろ使いにくくて当然。できるはずのことができなくて当然。
だって、セーフモードだから。

根本的に、トラブルを探して、解決して、セーフモードから普通のモードに変えないと、ダメなんですよね。

あの時は確か、セーフモードで、デフラグしました。過去の断片ファイルを全部チェックして、HDDの中できれいに整理しました。

そうすると、無事に起動しました!WinodwsXp 本来の姿で!

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アルコール依存症は、セーフモード・・・?
というのは、もちろん正確な比喩ではありません。
でも、私にとっては「セーフモードだから」という考え方は、病気という状態への理解の助けになっています。

今、うちの夫は「セーフモード」です。だから早くネットにつなげとか解像度をなんとかしろとか一つ一つの無茶な機能要求をするのではなくて。。。

断酒会に通って、落ち着いて酒害を語って、本来その人が持っていたはずのモードに戻ってくるのを、静かに待つ。

それしかないんだろうと、思います。


R.S.