私は受付開始直後の8時40分に会場に着きました。開会までロビーを見学していたところ、全断連、AA、アラノンなどいろいろな団体のパンフレットやポスターが並んでいました。今まで全断連主催の会にしか参加したことがなかったため、多くの団体が今回の家族のフォーラムのために協力しているのかと胸が熱くなりました。

※以下、フォーラムの内容をできるだけお伝えしたいと思います。ですが、録音などしていた訳ではなく、個人的なメモから拾った内容ですので、正確さに欠けますことをあらかじめお詫び申し上げます。

9:30 開会式

本事業代表者として樋口進氏(久里浜)の挨拶がありました。この事業は厚労省から久里浜に去年から委託されたものだそうです。ご挨拶の概略は以下の通りでした。

依存症患者本人には病院や自助グループなどがある。家族はいわば「目に見えない」存在。家族はどこに相談してよいかもわからない。患者本人の世話をし、患者本人からの暴力を受け、まわりからは家族が悪いのではとせめられてしまう。この状況をどうやって改善すればよいのか?

今回のユニークな点は、アルコール依存と薬物依存の家族が一緒に対象になっていること。両者には似ている点が多い。そして違う部分もある。きっと協力しあえる。
現状の問題点を分析し、改善点を議論し、最後に東京アピールとして、国と社会に発信したい。


続いて、厚生労働省のフクダユウスケ氏から挨拶がありました

本人はもちろん家族の苦悩は想像を絶する。いかにつきはなしながら、いかにがんばりすぎずに、いかに仲間をつくっていくかが大事な問題と思われる。(以下略)