仕事の帰りに、お気に入りのカフェに寄りました。
モーニングやランチの時間帯は、
お客さんでいっぱいですが、
夕方から夜は、
人が少なく、のんびりとくつろげる素敵なお店です。
私は、いつもの席で、
いつもの紅茶をポットで頼み、
本を読みながら、ゆっくりと過ごします。
年に数回あるかないかの、
のんびりタイムです。
私は、学生の時から、
自分は、怠けてはいけない。
贅沢をしてはいけない。
のんびりしてはいけない。
そんなふうに感じていました。
働きだしてから、
何かに追われるように仕事をしていました。
年末年始の仕事休みも、
「申し訳ない」という気持ちで過ごしていた時期もあります。
旅行をしても、
ちょっと高い買い物をしても、
自分なんかが、こんな贅沢なことをしてはいけない。
いい気になってはいけない。
そんな気持ちでいました。
落ち着かないというか、何とも説明できない気持ちでした。
この気持ちの正体が最近分かりました。
罪悪感です。
なぜ、私は、いつも後ろめたい気持ちになるのか。
罪悪感という正体を知ってから振り返ると、
あの時こういう気持ちになったのは、
そうか、罪悪感を感じていたからなんだ、と今はっきりわかります。
罪悪感とは、自分の行動(あるいはしなかった行動)について、
「罪の意識」を感じることです。
どうしてこんなにも、
罪の意識を感じてしまうのか・・・
順番に過去をひもとくと、たくさん思い当たることがあります。
ああ、そこから、私のこの罪悪感はきているんだなと。
子どもの頃に身につけてしまった思考パターンの一つです。
以前だったら
考えられないカフェタイム。
たとえカフェに行けても、
くつろげなかった。
ここにいてはいけない気持ちでいっぱいだった。
今も罪悪感を感じることはあるけれど、
「これは、罪悪感だ」
そう思うと少しは、気持ちが楽になります。
気持ちの正体が分かること
これは、私にとって、
大きな一歩です。
W・K