罪悪感

2010.3.19



仕事の帰りに、お気に入りのカフェに寄りました。
モーニングやランチの時間帯は、
お客さんでいっぱいですが、
夕方から夜は、
人が少なく、のんびりとくつろげる素敵なお店です。

私は、いつもの席で、
いつもの紅茶をポットで頼み、
本を読みながら、ゆっくりと過ごします。
年に数回あるかないかの、
のんびりタイムです。

私は、学生の時から、
自分は、怠けてはいけない。
贅沢をしてはいけない。
のんびりしてはいけない。
そんなふうに感じていました。

働きだしてから、
何かに追われるように仕事をしていました。

年末年始の仕事休みも、
「申し訳ない」という気持ちで過ごしていた時期もあります。
旅行をしても、
ちょっと高い買い物をしても、
自分なんかが、こんな贅沢なことをしてはいけない。
いい気になってはいけない。
そんな気持ちでいました。
落ち着かないというか、何とも説明できない気持ちでした。


この気持ちの正体が最近分かりました。
罪悪感です。

なぜ、私は、いつも後ろめたい気持ちになるのか。

罪悪感という正体を知ってから振り返ると、
あの時こういう気持ちになったのは、
そうか、罪悪感を感じていたからなんだ、と今はっきりわかります。

罪悪感とは、自分の行動(あるいはしなかった行動)について、
「罪の意識」を感じることです。

どうしてこんなにも、
罪の意識を感じてしまうのか・・・

順番に過去をひもとくと、たくさん思い当たることがあります。
ああ、そこから、私のこの罪悪感はきているんだなと。

子どもの頃に身につけてしまった思考パターンの一つです。

以前だったら
考えられないカフェタイム。
たとえカフェに行けても、
くつろげなかった。
ここにいてはいけない気持ちでいっぱいだった。

今も罪悪感を感じることはあるけれど、
「これは、罪悪感だ」
そう思うと少しは、気持ちが楽になります。

気持ちの正体が分かること
これは、私にとって、
大きな一歩です。

  W・K