香川県断酒会 家族一泊研修会に参加しました

2010・7・7
ご報告が遅くなりまして申し訳ありません。
6月5日から6日までの1泊2日、香川県断酒会の家族一泊研修会に参加してきました。

 【第28回 香川県断酒会 家族一泊研修会】
 日  時  平成 22年 6月 5日(土)研修開始 13:00~
        平成22年 6月 6日(日)     11:45
 場  所  アパホテ ル 高松空港
 特 別講師  全断連顧問・三光病院 院 長  市 川 正 浩  先 生
 テ ー マ  『 家族の回復はあるのか 』
 講  師  内海剛 聡先生・後藤見知子先生・片山泰 生先生

受付をすませた後、アパホテルの会場に入りました。とてもきれいで豪華なホテルの宴会場でドキドキしてしまいました。13時になり、研修会は参加者の自己紹介から始まりました。四国だけではなく日本中からたくさんの家族の方がいらっしゃっていました。また予想以上に本人の方も多いのが印象に残りました。

休憩の後、市川先生の講演が始まりました。2時間近く、たっぷりと、市川節を堪能してしまいました。私は(東京フォーラムの時のように)かなり熱心にメモを取ったのですが、何度メモを読み返しても、うまくまとめられません・・・。でも、心に残った言葉を箇条書きにしてみます。

・昔はアルコールなんて治療できなかった。する気もなかった。点滴がもったいない。水かぶせとけという扱いだった。
・家族がやる気を出すと雰囲気が変わる。医者が言ってもダメ。
・本人の体験より、家族の体験談を聞かせる。
・私は患者の言うことは何でも聞く → コツ1
・娘さんいますねと聞く→コツ2。娘がいたら100%成功する。
・離婚は反対。所詮一緒。次のダンナはもっと悪い。奥さんは今の奥さんが1番いい。
・娘がいる。断酒会に通う。100%酒は止まる。
・患者を信頼せよ。話を聞いてやれ。教科書には書いていない。
・わしはもうアル中の治療はイヤ!みんな断酒会行け!
・最近は認知療法やら動機付けやら難しいこと言うけど、全部断酒会がやっとる。
・家族はガーガー言うな。だまっとれ。主人が一番酒やめたいと思ってる。あなた達が言っても酒はやまらないから。
・家族に言いたいこと。①断酒会は家族が率先して出席。②隣近所に自分の主人はアル中だと告知。③アルコールの本を読んで欲しい。
・子どもは万引き・リストカット・過食拒食・依存症多い。孫の代まで影響を引きずる。
・家族は回復するか?すぐにYESとはいえない。100年くらい待って欲しい。子や孫までの問題。
・家族に言いたいこと ①言ったことは必ず実行 ②アル中は病気として扱う ③さっさと逃げる ④現実的対応をするため断酒会、セルフヘルプグループがある。医者より治し方知ってる。 ⑤飲み方をコントロールするな、ほっとけ。⑥戦略をねること

・・・やっぱり、まとめるのが難しいです。すみません!
最近は、家族はアルコール依存症患者から手を放すように(離婚も可)というような内容もよく耳にします。今回の市川先生のお話は、家族がやる気を出して率先して断酒会に行き、体験談を本人にどんどん聞かせるように、という内容で、大変興味深く感じました。

食事は会場でお弁当形式でしたが、とても豪華でおいしかったです。宿泊もホテルのシングルやツインでたいへん快適でした。夜はあっという間に熟睡してしまいました。

次の日は午前中いっぱい家族の体験発表でした。
様々な体験をゆっくり聞くことが出来てとても良かったです。また、休憩時間などに(私は人見知りするタイプ(自称)なのですが)たくさんの方にお会いできて、いろいろな話をすることができました。とても楽しく実りある研修会でした。お世話になりましたみなさま、本当にありがとうございました。


そして・・・行き帰りは、4月に買ったばかりの愛車・ノアで、Kご夫妻とご一緒させて頂き、それもとても楽しかったということを付け加えさせて頂きます。

また県外の研修会に行きたいです!

R.S.