共依存と呼ばれて(1)

2010・7・8
家族が
・患者の心配をする
・患者の世話をする
・患者のために奔走する
・患者の様子に心を砕いて、患者が快適になるように努力する
のは、その患者の病気が「かぜ」とか「アトピー」とか「ガン」とか「心臓病」とかだったら、すべて非表示
当然で当たり前なことです。

だって、たとえ健康な時でも、日本のお母さんは家族の世話をするものです。
良くも悪くもそれが日本の常識です。

私たちは、常識的な行動・常識的な対応をしているだけです。

それを、いきなり、「それが病気です」って言われても、正直困ってしまいます。

誰よりも努力してがんばってきたのに。
患者の病気が他のものだったら、私たちの行動は誉めてもらえるはずなのに。
患者の病気が「アルコール依存症」だっただけ。

常識的な行動がビョーキ扱いされることを、すぐに納得するのは難しいです。
そして私たちが納得できない様子を見せると「家族にも否認がある」とかおっしゃる。

いきなり家族を不愉快にさせて、治療に対して壁を作らせるのは、建設的ではありません。

医療と患者とが信頼関係を作って、共に治療に向かう体制の確立、が大切なのですよね?

R.S.