2010。10。17
アルコール依存症について書いてある本や文章を読み散らかすと、次のような記述に出会います。(A)
「アルコール依存症は誰でもかかる病気である」
「病気だから性格の問題ではない」
そして・・・次のような記述にも出会います。
(B)
「AC(アダルトチルドレン)というものがある。
ACはアルコール依存症やその家族(共依存)になりやすい」
これって、矛盾しているのではないかと、ずっと疑問に思っていました。
つまり、
(B)は
AC→「生きづらさ」を持っているというのは、その人の「性格」。
「性格」に「ある種の傾向」がある人が、アルコール依存症になりやすい。
と読めてしまいます。
そうすると、(A)と矛盾するんですよー。
ずっと疑問に思っていました。。。
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この矛盾を解決するにはどうすればいいでしょうか?
可能性は以下の2つです。
1.(A)が間違っている
2.(B)が間違っている
1.(A)が間違っている場合
本当はーやっぱりー
「アルコール依存症は『本人の性格』が関係している」
ということですね??
2.(B)が間違っている場合
「ACが依存症(共依存)になりやすい」 というよりは
「依存症(共依存)になってしまった人の中に、ACと呼ばれる状態の人の割合が多い。」
ということなのかも??
(ACが依存症の原因ではない。AC→依存症 ではない)
例えが不適切かもしれませんが
「東大合格者には裕福な家の子供が多い」
という解釈みたいな感じです。
経済的に裕福なら、同じ頭のデキでも、予備校にも行けるし家庭教師も付けられるし、静かな個室や十分な参考書などの勉強できる環境を整えられる。→結果的に「東大生は金持ちが多い」
でも、それは「結論に対する考察」であって、 「結果を導き出す原因の考察」ではない。
(金持ちが東大生の原因ではない。金持ち→東大生 ではない)
つまり、東大生が突然ビンボーになったら、普通になる、わけでもないし、ACを修整したからといって、依存症が治るわけじゃない???っていうこと??
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と、いうように考えてみたのですが、どの考え方が適切なのか、一介の依存症患者の家族には、わかりません・・・
と、ここまで、いろいろ書いてみて・・・次のような言葉が心に浮かんでしまいました。「家族のつぶやき」です。率直に語ってしまいますー。
ACの自覚で依存症良くなっている人がいるし、(B)は正しいんじゃ?
こりゃやっぱり、(A)が間違ってるんじゃないの~?
前から言いたかったけど、結局、問題はアンタの性格なんだよ~!
病気のせいにしてないで、とっとと回復しろ~!!
AC自覚して、自分の酒害とか生い立ちとかを、率直に語れ~。
(私の心の声の言葉遣いが大変悪く本当に申し訳ありません。お気を悪くされた方もいらっしゃると思いますが、どうか「一家族の取るに足らないつぶやき」ということで、お見逃し頂ければ、まことに幸いです。)
(R.S.)