東京セミナーに行ってきました。

               2011.8.29
東京セミナーに夫婦で参加しました。



実は、東京セミナーに参加する前に、高知県断酒連合会の役員の方にお願いをしていました。毎年、秋に、連合会で秋季研修会を行っています。その研修会で、東京セミナーで学んだことを、発表させて欲しいとお願いしていました。



連合の森さんは、気持ちよく了解をしてくれました。ありがたいことです。ですので、研修会では、高知県に帰って、しっかりと伝えなくてはならないという使命感でいっぱいでした。



猪野先生講演より













いろいろなアルコールに関する問題についてお話をしてくださいました。特に、私が興味を持った問題は、救急医療体制とアルコールについてです。医療のことはよく分かりませんが、救急医療では、若い医師がたくさんいるんだそうです。救急医療で、アルコールにかかわる患者さんから、大声をあげられたり、暴力をふるわれたり、身の危険を感じたことのある医師が多いいうアンケート結果があるそうです。それは、簡単に想像できると思います。救急医療でこのような体験をした医師が、アルコールとかかわりたくないと思ってしまうことは、当然だと思います。だからこそ、一般病院の先生とかかわってアルコール治療へと結びつける研修を猪野先生はしているのだそうです。若い医師がアルコール関連にかかわりたくないと思わないような体制を作るというのは、大切なことだと思いました。また、一般病院の先生達に、アルコール依存症の患者が回復している姿を見せることも大事だとおっしゃっていました。
猪野先生が、でも、救急医療の医師は、その時だけの対応だけれど、家族は24時間そんな怖い思いをしているんだともおっしゃっていました。
すごく納得でした。
山形放送青山友紀アナウンサーの講演より
















私は、鍼治療を受けています。3ヶ月ほど前だったと思います。そこの治療院では、いつもNHKのラジオが流れています。鍼を打ってもらっていたらビックリすることがありました。なんと断酒の誓いの言葉が聞こえてきたのです。「えっ」と思って、しばらく頭が混乱しました。例会ではいつもいっている言葉ですが、例会以外でしかも鍼を打ってもらっている最中に聴くと、脳が処理できなかったのです。ようやくラジオだと理解し、何で、ラジオから断酒会の誓いが流れるんだろうと、また疑問に思って、耳を澄ますと、東北の放送局で、断酒会の事を番組にして、何か賞をもらったということが分かりました。そして、アナウンサーの人の話が続くのです。それが、青山さんだったんだと、東京セミナーでようやくつながったしだいです。

青山さんがこの番組制作をとおして、断酒会に思うことをお話下さいました。
例会の場では、体験談を語ることになっているが、意識して、最近の事を話すことも大事だとおっしゃっていました。この最近の事というのは、もちろん体験談からつながるものであることは確かです。つまり、どうやって、いろいろなものを失ってきたのか、また、どうやって失ってきたものを取り戻しているのか、また、取り戻すために、今どのように生きているのか、そういう話は他の人への啓発となるのではないかとおっしゃっていました。
また、最初は断酒会は、逃げてきた場所かもしれないが、この断酒会を逃げてきた場所から、居場所に、そして、社会とつながる場所にするために、もっと断酒会の存在を知らせて欲しい、とおっしゃっていました。

さすが、アナウンサー。
とても聞きやすい声で、分かりやすくお話下さって、1時間があっという間でした。
まだまだ、断酒会で学んだことをパートⅡで紹介したいと思います。

      W・K