1.家族は、周囲・社会の偏見にさらされています。
依存症が病気であり、回復可能であることを広く啓発し、依存症に対する偏見をなくして欲しい。学校・一般医療における教育に取り組んで欲しい。
2.依存症本人のみでなく、家族も助けを求めています。
家族に焦点をあてた支援が必要である。家族会・家族グループについての関連機関での広報や、運営に対する援助に力を入れてほしい。
3.家族は、依存症本人の回復支援機関・団体への援助を求めています。
依存症者の回復・社会復帰に対する経済的支援を増やし、就労・子育て等を含む生活支援体制を整えてほしい。
4.家族は、どこに相談していいかわかりません。
相談体制を充実させ、誰にでも必要な情報が得られ、適切な相談が受けられるようにしてほしい。そのために、医療・保健・福祉などの関連機関のネットワークの構築、専門職研修の充実、情報センターの設置をお願いしたい。
5.家族は、医療に助けを求めています。
医療は治療の質を上げ、より積極的に依存症治療に取り組んでほしい。
6.第三次薬物乱用防止5ヶ年計画(内閣府)における「薬物依存・中毒者の社会復帰と支援及びその家族への支援強化に充実強化」の着実は遂行を希望します。